世紀を超えて確かな技術と信頼で鉄を継ぐ
1969年の創業以来、半世紀以上にわたって、継ぎ目材や補強材の製作、各種加工(切断・精密溶断・スプライス・穴加工・開先加工・ショットブラスト・曲加工など)を担ってきたチヒロ鋼材株式会社は、大阪を中心とした関西全般で鉄骨構造物の裏方として活躍してきました。充実の最新設備と豊かな経験・技術を生かし、確かな品質の製品をお届けいたします。
カッティング
鉄板の切断(カッティング)には、シャーリング切断、ガス切断、プラズマ切断、レーザー切断などさまざまな加工方法があります。各方法にはそれぞれメリットとデメリットがありますが、当社では最新の充実した設備機器と高度な技術で上記をはじめとする各種カッティング方法に対応しています。1.6mmの薄い鉄板から100mmの鉄板まで、当社の豊富な経験を生かし、製品の用途、素材や厚み、そしてお客さまのご要望などの諸条件に基づいて最も適切なカッティング方法を選択し、質の高い加工を提供いたします。
穴あけ加工
チヒロ鋼材は、鉄板のボルト穴や充填穴などの各種穴あけ加工も承っています。ドリルやガス、そしてレーザーを駆使した高い技術力で、鉄板の厚みや用途に適した精巧な穴あけ加工が可能です。また、チヒロ鋼材は2018年から2019年にかけて積極的な設備投資を行い、本社工場・和歌山工場合わせて4基のドリルマシンをリニューアルしました。その結果、スプライス用の穴あけ加工の効率と精度が大きく進化し、さらに品質の高いスプライスプレート製品の提供が可能になりました。
ショットブラスト
金属の表面処理というとピカピカに磨き上げることをイメージされる方も多いと思います。しかし、鉄板の表面処理には実に多様な目的や方法があります。鉄板は製造過程で必ず酸化被膜ができます。それは鉄板自身を守るための性質ですが、その酸化被膜を剥がし、表面だけを錆させることで、逆に内部の錆を防止するコーティングの役割を持たせるとともに摩擦係数を高め、密着度を上げてボルトなどの滑り防止の役割を持たせるという加工も存在します。
開先加工
鉄骨材に角度を付けて鉄板を溶接する際は、開先加工を行って切断部の角を落としておくことによって、溶接材を流し込むスペースを作って溶接の強度を上げることができます。いわば、溶接のための「のりしろ」を作る作業です。チヒロ鋼材の掘削加工は、この開先加工をメインとしています。当社技術陣の長く鍛え抜いた高い技術力は信頼の精度を誇ります。